6,自己愛性パーソナリティ障害以外のモラハラ原因

早山そうやまさくらです。

・モラハラ解決のコツ
・そもそも、モラハラが成立しない関係の作り方

をお伝えしています。

モラルハラスメントという言葉が、市民権を得てから、かれこれ10年くらい経つのでしょうか?

幼い頃から、両親の、不可思議な支配関係をみてきた私は、モラルハラスメント、および、自己愛性パーソナリティ障害という言葉を知ったことで、長年、モヤモヤと抱き続けた気持ちが、スッと救われるのを感じました。

自分の不可思議な体験を人に伝えるための言葉があること。その言葉を使うことで、同じ苦しみをもつ人と繋がることができる安心感。言葉ひとつで、こんなにも気持ちが楽になるものなのかと、驚きました。

それ以降、、モラハラという言葉が、市民権を得ていく様を興味深く見てきました。

とくに、この数年で、爆発的に、使われるようになってきたなあと体感しています。

同時に、モラハラという言葉があらわす意味が、どんどん広まっているのを感じます。

カウンセリングをご提供していると、モラハラの加害者は、必ずしも、自己愛性パーソナリティ障害ではないことに、気づきます。

1,モラハラとは洗脳し、自分を嫌いにさせる精神的虐待

2,NOと言えない支配関係での価値観の押しつけ

3,大事な人だからこそ、深刻なモラハラに発展する

4,モラハラ被害者の心理 モラハラとは魂の殺人

5,自己愛性パーソナリティ障害者のするモラハラ

6,自己愛性パーソナリティ障害以外のモラハラ原因

7,愛を循環させるモラハラ解決法をオススメします

モラハラの原因は一つじゃなくなった

この記事は、こちらの続きになります。

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けれど、モラハラ=自己愛性パーソナリティ障害=治らない、という定義だけは、クライアント様の多くがご存知であるため、絶望を感じているのですね。

でも、そうお悩みの方に、朗報です。

もし、あなたを苦しめるその人が、自己愛性パーソナリティ障害でなければ、関係を改善することは、十分に可能です。

また、かりに、自己愛性パーソナリティ障害だとしても、その被害を今よりも鎮めることだって、可能です。

ただし、条件は、相手ではなく、自分を変えること、です。

最近の日本における「モラハラ」の原因

たしかに、相手が、自己愛性パーソナリティ障害ではなくとも、以下の原因から感じるストレスは、モラハラ被害者が受けるものと同様のレベルなのですよね。

発達障害(ASD/ADHD)

アスペルガー症候群の人には、人に共感できないことが、大きな特徴のひとつです。情緒的な関わりをもつことが苦手な人が多く、配偶者やパートナーに、マイルールを押し付けてしまったり、自分のペースばかりを優先し、周囲を振り回しがちです。

共感されない、尊重もされない家族やパートナーは、虚しさや、孤独感で、心身を病みがちです。

この状況を、カサンドラ症候群といいます。

相手への誤解、ボタンの掛け違いからくる不仲

以前の喧嘩が終わっていない。禍根がのこっていて、感情的に攻撃してしまう。

攻撃されたほうが、応戦する形で、暴力的な関係に陥ってきます。

適切なコミュニケーションを知らないがゆえの暴言や態度

機能不全家庭に育ったわけではないけれど、モラハラ被害を受けているクライアントさんも多いです。

この方々の場合は、大きく劣等感があるわけでもないですし、なにか偏りがあるわけではありません。

ただ、考えている普通のレベルが、わりと高めなんですよね。

きっとご両親が、言葉はかわさずとも分かり合える様子をみてきた。

必要なときには上手に話し合い、助け合う様子を見てきた。

だから、そうするのが、普通だと思っている。

だけれども、自分の配偶者はそれをしない。

しかも、彼女たちは勉強熱心ですから、なぜ、じぶんの配偶者はそれをしないのだろうと情報を集めます。

そこでモラハラという言葉にたどりつく。自分の旦那は、パーソナリティ障害ではないか?

ASDなのではないか?などと考えていくのですが・・

ただ、じつは旦那さんのほうも、そこまで、強い特性があるわけではなく、ただ、表現の仕方が奥様と違っていたり、価値観が違っていたりするだけであることも多いです。

根本的に男女の差というものもあるのですが、おそらく実父が優しかったため、男脳全開な人に驚いてしまうのですね。

コンナ場合は、男女の差であるとか、違う価値観を受け入れていくなど、その作業をお手伝いさせていただいています。

モラハラする人の本質は変わらないが、モラハラ関係を改善することは可能

モラハラの原因がなんであれ、被害者は、モラハラから卒業することが可能です。

どうやって?

洗脳を解き、自身を取り戻すことで、です。

自分が強くなり、モラハラのカラクリを知ることで、加害者と被害者のパワーバランスを対等なものにもっていくのです。

被害者が強くなってしまえば、加害者はそれに引きづられるように言動を変えていくことでしょう。

そうはいっても、相当に激しい偏りをもっている加害者であれば、加害者にむけての言動が変わらない可能性も、ありえます。

それでも、洗脳から抜けている被害者は、加害者に対し、「めんどくさいが怖くはない」というレベルになっていることでしょう。

そして、その面倒くささを、到底、受け入れることができないというのであれば、そのときには、相性が悪いと理解して、離れることも、視野にいれておく必要があるでしょう。

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