4,モラハラ被害者の心理 モラハラとは魂の殺人

早山そうやまさくらです。

モラハラを受けたことのない、多くの人からすれば、「そんな酷い行為をされているのに、どうして逃げないの?」と、不思議になることでしょう。

けれど、少なくとも、モラハラ被害者からすれば、加害者に対し、愛したい、信頼したい気持ち。もしくは離れるわけにいかない事情があるのです。

大事な人。だからこそ、離れられないからこそ、深刻化もするのです。

そうはいっても、この深刻な関係性を脱するためには、最終的には、「離れることもできる」精神状態になることが、必要です。

もし、あなたが、自分はモラハラされているとお気づきになったら、その苦しいご状況から、抜け出すために、いま、ご自身の心の中にある感情や症状が、どこからきているのか。

それを、知識として、学んでみるといいと思います。

すると、ご自身と相手の関係を客観的に考えられるようになります。

いい関係に変えていく、その糸口も見えてきますよ。

というわけで、この記事では、モラハラ被害者の心の中には、どんな感情が生まれ、どんな症状を体験するのか。さらには、その根本にあるのは、なんなのかを、お話します。

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3,大事な人だからこそ、深刻なモラハラに発展する

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モラハラ被害にはどんな特徴がある?モラハラを受けるとどんな症状がでる?どんな思考になる?

この記事はこちらの続きです。

3,大事な人だからこそ、深刻なモラハラに発展する
早山そうやまさくらです。「この人は、ちょっと変だ」「この人といると気分が悪くなる」と思えば、意識的に距離をおくことで、被害をまぬがれることができる。でも、距離を起けるのも、その相手が、自分にとって、さほど重要じゃないからこそ。その相手や、所

モラハラ被害者の心の中には、どんな感情が生まれるのか?

自己不在

自分よりもモラハラ加害者を、重要な存在であると考えています。

過剰反応

自分の感じていることよりも、加害者が、何を望んでいるかを考え、それに沿った言動を選ぶようになります。

自責

同時に、加害者に対して、愛情も感じています。

(これは実は愛ではなく、洗脳であるケースもあります)。

加害者が満足していない、機嫌が悪いのは、自分の責任だと考えてしまいます。

モラハラ加害者をかばいたがる気持ち

ですから、積極的に、相談をしませんし、相談をした相手に、加害者をあまりに悪く言われてしまうことにも、抵抗感をもつのです。

学習性無力感

もちろん、モラハラ関係が定着してしまうまで、おとなしくしていた被害者ばかりでは、ありません。

その、不毛な支配関係から脱しようと、果敢に戦う方だって、とうぜん、いらっしゃいます。けれど、戦ってみても、論破され、自尊心を粉々にされてしまい、さらに、生気を失ってしまった。

逃げる術を見つけられず、もう、この状況を打破することを諦めてしまったと聴かせてくださるクライアント様も、おられます。

いい関係をつくろう、相手を喜ばせよう。

そう思い、頑張る被害者に対し、加害者は否定を続けます。

いくら努力をしても、どんな工夫をしても、加害者をけっして満足させることのできない、絶望から、無力感を感じます。

また、加害者により、友人や知人との交友を絶たれがちです。ですから、いざ、相談しようとしても、連絡しづらかったり、連絡をとったことが加害者に見つかった時の恐怖を考え、なかなか相談ができないことが多く、孤立無援感をもつようになります。

それにより、「もう何をやっても無駄だ」と、その関係性を変える努力も、逃げる努力もできなくなっていきます。

これを学習性無力感といいます。

モラハラ被害者の症状

モラハラ被害をうけていると、ささいなことでイライラする、ふとすると涙が出てくる、眠れないなどのうつ状態となります。

モラハラ被害者の心の底にあるものは劣等感と承認欲求

モラハラ被害者は劣等感が強く、ひとから認められること(承認欲求)を望んでいる。

相手の役にたつことで、劣等感を埋めようとしがちです。(共依存傾向)。

なので、人に献身的に尽くします。

人の苦しみ、心配事に、親身になって対応をします。

相手の役にたつこと、喜ばすことが自分の幸せに直結しているのです。

だからこそ、人といい関係を結べないこと、人を不機嫌にしてしまうこと、満足させられないのは、自分になにか落ち度があるからだ、と考える。すぐに反省してしまう。罪悪感をもちやすいのです。

モラハラ被害を抜けるためには、なにを意識したらいいのか?

ここを、抜けるには、自分の共依存傾向を強く認識することです。

自分を認め、愛すことで、劣等感と上手につきあうことです。

加害者に承認欲求を満たしてもらうことを、諦めることです。

そして、後述するモラハラ加害者の特徴を知ることです。

現状のふたりは、モラハラ関係になりやすい相性であることをいしきすること。

相手の機嫌は相手の責任なんだと、自分と相手との間に境界線をひくことです。

仮に、自分の言動が、相手にとって気に入らないものだとしても、不機嫌を撒き散らせてもいい理由にはならないこと。

自分の考えや価値観は、誰かに否定されるべきものではないということを、強く意識することです。

そうはいっても、現状、モラハラをされているあなたは、学習性無力感から回復するためにも、とにかく、エネルギーを蓄えましょう。

できれば、物理的に相手から離れ、心を休めることができればベストでしょう。

けれど、それがままならない被害者のほうが圧倒的に多いと思います。

であれば、とにかく、安眠を心がける。日常生活の中で、好きな曲を聴き、好きなものを食べる。連絡の途絶えていた友人との交流を復旧させるなど。そうして、ホッとする瞬間を、少しずつでも増やしていくといいと思います。

そうして、一滴一滴と、心のエネルギーを、蓄えていってくださいね。

うつできることなら、モラハラのカラクリや対処法は、我が身を守る方法として、世界中に広まってほしいと、思います。

この続きは、こちらです👇

3,大事な人だからこそ、深刻なモラハラに発展する
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