早山さくらです。
「この人は、ちょっと変だ」「この人といると気分が悪くなる」と思えば、意識的に距離をおくことで、被害をまぬがれることができる。
でも、距離を起けるのも、その相手が、自分にとって、さほど重要じゃないからこそ。
その相手や、所属先(職場やグループなど)が、自分にとって重要であるほど、距離を置くことが、難しくなっていきます。
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これが、家族であれば、なおさらです。
この精神的虐待は、離れられない、愛してる、大事な人にされるからこそ、成立するのです。親密な関係だからこそ、モラハラ関係が成立する
さて、このように陰湿で卑劣なモラハラ行為は、親密な関係(自分にとって、いなくてはならない相手)で、されるからこそ深刻なのです。
心を病むほどに辛く、苦しくなるのです。
生活に支障がでるからこそ、支配されていってしまうのです。
強引に従わされる。恐怖があっても、相手を悪いと思えない
自分にとって重要な人物から、意見を、思い切り否定される。何を言っても否定される。
論点をずらされて、会話が成立しない。喧嘩にさえならない。
暴言や態度で、自尊心を傷つけられるなどが、たびたびあれば。
もしくは、完全にコミュニケーションを拒否される。ダンマリを決め込まれてしまえば、どうでしょう。
相手の言う通りにしなければ、生活費をもらえなくなる。
自由を奪われるなど、行動を制限される。
などを、何度も体験すればどうでしょう。
これ以上、傷つきたくない。傷つけたくないと感じて、結局、言いなりになっていってしまうのではないでしょうか。
自分の言いたいことが言えなくなっていく。欲求や生活を制限することになっていく。
いつも、我慢をしてしまう。
相手の不機嫌に怯える生活。
これは、支配関係、モラルハラスメントです。
モラハラは愛が深いほど深刻化する
自分にとって、いなくてはならない人。
この人とは、どうしても、一緒にいたいという相手。
そんな相手だからこそ、モラハラは、深刻化するのです。
愛したことには、誇りを持ち続けていい
だから、もし、今、あなたが、家族からモラハラを受けているとして。
愛情を感じていればこそ、疑いなどもたず、相手の言うことに耳を傾けてしまったのでしょう。
言われることを、そのまま真に受けてしまってきたのでしょう。
この人に嫌われたら生きていけないと思っていたのでしょう。
そして今、相手をおかしいな、モラハラなんだなと、理解はできたとしても、それでも、なお、愛しているのでしょう。
そして、愛されているとも感じているのではないでしょうか。
自分が、この人と距離をおけば、この人が、不幸になってしまうとも思っている部分は、まだあるかもしれません。
そんな相手と、離れるなんて、生きる目的を失うように感じてしまうことと思います。
クライアント様とお話をしていると、そんなご自身を、情けなく感じると聞かせてくださる方も多いです。
でも、わたしは、あなたが、お相手に対してもつ愛情に、誇りをもっていて、いいと思います。
あなたは、愛しただけ。なにも、悪くない!
モラハラ加害者は被害者に執着している、決して手放さない
また、「あなたと離婚をしたい」と言った時に、すぐに理解し、離婚に応じるくらいなら、これも、モラハラとは言えないと思います。
モラハラ加害者は、被害者に執着しています。
被害者を、生かさず殺さず。その状態のまま、決して手放そうとしないのです。
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