モラハラ夫との接し方|夫婦関係を改善するための第一歩とは?

「ねえ、ラップは?」

夕食を作っていた夫が、少し苛立った声で聞いてきた。

あ、夫が使い切ってしまったんだった。

少なくなっているのは分かっていたけど、あと2日分くらいは足りるはずだから、今日は買ってこなかった。

今日も私が料理するなら問題なかったけど、夫が急に「今日は俺が作る」と言い出したから…。

「今日の分は足りると思って、買ってこなかったんだ」

また文句を言われるかな…。

嫌な予感がしながら答えると、やっぱり嫌味っぽい言葉が返ってきた。

「ねえ、買い物くらいちゃんとしようよ。本当に君は1日家で何してるの? 風呂掃除だって俺にやらせてさ」

・・・モヤモヤする。

私は1日遊んでいるわけじゃない。

子どもを保育園に送って、家で仕事(夫の店の経理)をしていたら、あっという間に夕方になる。

お風呂掃除だって、普段は私がやっている。ただ昨日は、いつもより早くお風呂に入りたがった夫に「じゃあ、自分で入れて」と言っただけ。

料理だって、夫は3カ月に1回くらい気まぐれで作るだけなのに、そのたびにこうやって何かしらの文句をつけてくる。

「たまにやったくらいで偉そうにしないでよ!」

そう言い返したいのに、できない。

グッと息を飲み込んで、「ごめん」と言うしかない。

こんなふうに言いたいことを言えない自分にも、いらだってしまう。

その後も、夫はわざとらしくバンバンと大きな音を立てたり、ため息をついたりしながら料理をしてる。

このあとの食事とか地獄だな、と頭をよぎる。

もともとなんども、「おいしい」「ありがとう」を伝えないと不機嫌になる上に、機嫌悪くなってるなら、いつもに輪をかけて、盛り上げなきゃいけない。

もう何もしないでほしい。

ごはんも作らなくていいし、掃除もしなくていいから、機嫌よくいてほしい。

それが切なる望み・・

「夫婦なのに、どうしてこんなに傷つけてくるの?」

「夫婦って、本来は助け合うものじゃないんですか?」

クライアントさんたちは、よくそうおっしゃいます。

素朴な質問。

本当に、その通りですよね。
お互いに支え合うはずの夫婦なのに、いつの間にか「攻撃する側」と「傷つく側」になってしまう。
そんな関係、つらすぎるし、不毛だと私も思います。

ただ優しく、心に寄り添ってほしいだけなのに。

同じことを言うにしても、少し言い方を変えるだけでいい。
それだけで、こんなに傷つかずに済むのに。

それなのに、なにをするにも意地悪で上から目線。
「どうせ何を言っても通じない」
「話し合いもできない」
そう思うと、出口の見えないトンネルに迷い込んだような気持ちになりますよね。

でも、もし――
夫がどうしてそんな言動をするのかが、理解できたら?

せめて、「怖い」「ムカつく」ではなく、「あー、まためんどくさいこと言ってるな」くらいの気持ちで受け流せるようになったら?

もし、夫の言葉に傷ついたときに、じょうずにそれを伝えられるようになったら?

きっと、今よりずっと、心が軽くなると思いませんか?

クライアントさんたちも、少しずつ変化しています。
その様子をご紹介しますね。

夫と同じレベルで無駄に怒りかえしたりする必要がなくなりました。

被害者意識満点の私が、 「相手を知り、自分が変わることで、今後はモラハラを受けない人生を歩めるんだ!」と希望が持てるようになれるなんて、これほど嬉しいことはありません。 本当に、本当に、ありがとうございます。

どっちが悪いじゃなく相性の問題として考えてみる

きっと、あなたはこれまでも、たくさんの努力をしてきたはずです。

「なんとか夫とうまくやっていきたい」
「少しでも状況をよくしたい」

そんな思いで、話し方を工夫したり、気持ちを抑えたり、譲ったり…。
本当に、いろいろ試してきたのではないでしょうか。

それでも、夫は変わらない。
ひどいことを言ってくる。
理不尽なことを繰り返す。

あなただけが努力しても、変わらない現実に、心がすり減ってしまいますよね。

モラハラは、決して許されるものではありません。
そして、それをしてしまうのは確実に夫の問題です。

でも、「夫が悪いのはわかってる。でも、私はどうしたらいいの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?

なぜ、夫のモラハラは続くのか?
なぜ、あなたはこんなにも苦しいのか?

それは、「相性の問題」や「関係性のパターン」も影響しているのかもしれません。

もちろん、あなたが悪いわけではありません。
むしろ、夫のモラハラに悩む女性には、ある共通点があるんです。

・自己肯定感が低く、傷つきやすい傾向がある
・思いを言葉にするのが苦手
・すぐに相手に譲ってしまう

もし、「私にも当てはまるかも…」と思ったなら、あなたは優しくて、気遣いのできる人なのだと思います。
本当なら、お互いに尊重し合える関係になれたはず。

でも、相手がモラハラ気質の人だった場合、話は別です。
その優しさが、逆にモラハラを助長してしまうことがあるんです。

「じゃあ、私はどうすればいいの?」

そう思ったら、一度、あなた自身の心を整えることから始めてみませんか?

モラハラ関係を変えるためにできること

「夫が変わってくれれば、私は楽になれるのに…」

そう思うのは、自然なことですし、繰り返しますが、あなたに非があるわけではないのです。

でも、今困っているのはあなた。

そして、相手を変えるのはとても難しいですよね。

それなら、ひとまずは「自分がどうしたいのか?」「これから自分はどう変わっていけばいいんだろう?」と、考えることから始めてみませんか?

「私はどんな気持ちで過ごしたいんだろう?」

「本当はどんな言葉をかけてもらいたい?」

「私は夫にどう接してほしいんだろう?」

自分の気持ちを知ることが、関係を変える第一歩になります。

そして、自分の気持ちをよくわかると、次にすすむエネルギーがわいてきます。

このように、自分に寄り添う、自分のことを知るということで、「自己対話」といいます。

①自己対話という習慣をもつ

実は、この習慣がなかった、やりかたがわからない、というクライアントさんは、多いです。

これね、そんなに難しく考える必要はないのですよ。

とにかく、心を休ませたり、自分の気持ちを整理する時間をつくればいいです。

✔ 早めにベッドに入り自分の気持ちを確認してみる

好きな飲み物を飲みながら、ぼーっとする

スマホを置いて、自分の気持ちを紙に書いてみる

など。

でも、もともと、自分と話す習慣がないうえに、1日忙しくしていると、なかなかこれが大変なんですよね。

もし、あなたもこれを難しいと感じるなら、私と一緒に取り組みますよ。

ふたりがモラハラ関係に陥っている原因を探る

自己対話でご自分の心をが整ったら、こんどはおふたりがなぜ、モラハラのようなつらい関係になるのか?

その原因を探っていきましょう。

ここでは、旦那さんとあなた、それぞれの特性を探りますよ。

ふたりの特性や、気ずけあっているコミュニケーションのパターンがわかれば、あとは、そこを調整していきましょうね。

こちらもクライアントさんのご報告です。

・喧嘩して、クールダウンすることを覚え、穏やかに解決しようと話しかけてくれるようになりました。

・朝の水筒準備をしてくれるようになりました。

・相変わらずいたずら坊主の構ってちゃんですが、雰囲気が優しくなりました(^-^)

夫のモラハラで苦しんでいるなんて、もったいないです!

まずは、最初の一歩を、わたしといっしょに踏み出してみませんか?

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