早山さくらです。

夫、妻からモラハラを受けて、モラハラ離婚を考えている。

その多くの方は、モラハラを受けてネットで検索をしてみたら、離婚した方がいい!と書かれているサイトばかりを見かけるから。だから、やはり離婚しかないのかな?と思った。

モラハラの原因を調べてみると、自己愛性人格(パーソナリティー)障害だから治ることはない!と書かれているから。だから、今の苦しさ、辛さから抜け出すには、離婚しかないと思った。

そして、離婚を考えいているという方が、多いと思います。

たしかに、ネットの情報では、自己愛性人格(パーソナリティー)障害は治らないですよ、と、別れをすすめる傾向が多いのですね。

でも、実際に、モラハラのカウンセリングをお受けしていると、自己愛性人格(パーソナリティー)障害によるモラハラは、多くありません。

実は、自己愛性人格障害よりも、おたがいに、愛情はあるけれど、コミュニケーションが上手にとれていないことを原因に、どちらかが、もしくは両方が互いにモラハラ化している。

このケースが、圧倒的に多いのです。

そして、この場合、本人は、自分がモラハラ化していることに、気づいていません。むしろ被害者と感じています。

これは、相手も同じです。おたがいに、「夫(妻)はモラハラだ」と、感じているのです。

ですから、夫はモラハラです、とご相談くださる奥様の多くが、最後には「あれ?わたしも、夫にたいして、モラハラしていたんですね?」なんて、笑うのです。

自己愛性人格障害によるモラハラとはなにか?

もともと、モラルハラスメントとは、自己愛が異常に強いパーソナリティをもつ人が、自分の自己愛を満たす為に、誰かを利用する=相手を見下し、支配することで、かりそめのパワーを感じる行為です。

このケースのモラハラは、魂の殺人といわれるにふさわしい、非常に陰湿な行為です。

そして、必ずしも暴言や強い威圧を伴うわけではありません。(伴う場合も、あります)

たとえば、ひとつひとつの言葉は、どこまでも丁寧だし、夫や妻としての社会的責任も、しっかり果たしたりもします。

ところが、優しい口調の中に、相手の自尊心を根こそぎ、折るような、人格否定を、繰り返すのです。

ありあまるお金を見せながら、「あなたはこのお金をつかっていいほどの価値はないんじゃないの?もっと、努力をしないとね。」など、人としての値踏み行為を繰り返す。

冷静に考えると、どうしても、納得できない理屈。でも、さも当たり前のような口ぶりで説明を繰り返し聞かされていくうちに、自分の考えに自信がもてなくなってしまう。

わかりやすい暴言ではない。まるで、愛情があるようにも見える、優しい態度と口調。

それを隠れ蓑にした、陰湿な攻撃により、被害者は、自分が攻撃を受けていると気づかないまま、心のエネルギーを枯渇させられてしまう。

知らぬ間に、自信を失い、自分を嫌いになり、生きる意欲が消えていく。

死んでしまいたい、そんな気持ちも芽生え、鬱状態になっていく。

直接、手を下されるわけではない。自分で命を断つような誘導される。そんな危険性があるのが、自己愛性人格障害者によるモラルハラスメントなのです。

あなたの家庭ではこのようなコミュニケーションになっていませんか?

いっぽうで、自己愛性人格障害が原因ではない、夫婦間のモラハラとは、どんなものでしょうか?

この場合、お互いに、コミュニケーションが、不足しています。

夫婦のコミュニケーションとは、ただの会話をすることでなく、相手のことをしっかり考えて、受け入れるというコミュニケーションです。

そのはずが、相手のことを考えられないまま、自分の要求を言っているだけになってしまう。自分の思い込みで、妻や夫の言動を、わるいほうにばかり解釈してしまう。

だから、相手に不満をもち、不機嫌になったり無視のようになったりと、言動が、モラハラ化してしまうのです。

例えば、仕事に疲れて帰宅した旦那さんと、それを迎える妻の様子で、考えてみます。

旦那さんが帰ってきて、「疲れた」と、言っている。でも、妻は、その「疲れた」という言葉を受け止めないで、今日あったことの愚痴や、要求を一方的に、話してしまうとしましょう。

最初は優しく、「うんうん」と聞いてくれていた旦那さん。でも、毎日「疲れた」の言葉をスルーされ、ねぎらってももらえない。疲れているのに、休憩もさせてもらえずに、延々と、妻の話を聞かなければならない状況が毎日続いたとしたら?

そんなふうであれば、旦那さんが、妻と会話をする気をなくしてしまうのは、当然でしょう。

ぎゃくに、奥様からすれば、こうです。

家でひとり。子育てをしながらの家事はほんとうに大変で、子供が小さいうちは、毎日が戦場のよう。

外に出る機会も少なく、気分転換も、できません。

話し相手もいないから、旦那さんが帰宅したら、すぐに子育ての大変さを聞いて欲しい。今日、こんなことがあったよと、共有したい!と思うはずです。

それなのに、旦那さんも、自分の話を聞いてくれないとしたら、悲しいですよね。孤独を感じます。ストレスがたまります。

妻のほうもまた、話をきいてくれない夫に対し、不満がたまり、感情を押し殺すことになるでしょう。

お互い様なのですね。

旦那さんも奥様も、「妻(夫)には、自分のことは何も考えてもらえない。何も受け止めてもらえないのだ。」と感じる。

苦しいから、不機嫌になったり、相手を無視するかたちに、なってしまったり、文句を言うようになるのです。

互いに、互いをモラハラ夫だ、モラハラ妻だ、と感じるようになるのです。

これが、もし、夫も妻も、互いに相手のことを想像してみよう、わかりあってみようと、意識したら、どうなるでしょう?

旦那さんの帰宅時、妻から旦那さんへの、コミュニケーションに、どんなふうに変わるでしょう?

帰ってきた旦那さんに、奥さんは、まず「疲れたでしょ。お疲れ様」と、ねぎらうようになるでしょう。

聞いてもらいたい気持ちを少し、おさえて、「ご飯食べて、ゆっくりしてね。」と、先に、旦那さんの疲れを癒す。

でも、自分の要望を我慢するというわけでもなく、「もし、余裕あったら、子供のことで今日あったことを話したいから聞いてね」なんて、丁寧に伝えるのです。

そうしたら、自分をいたわってくれた妻に旦那さん癒される。気持ちに余裕をもてた旦那さんは、その場で、話を聞いてくれるようになるかもしれません。

もし、ほんとうに疲れているのなら、「今日は本当に疲れているけど、時間つくるね」と、約束をしてくれるかもしれません。

また、奥様の気持ちをわかろうとした旦那さんのコミュニケーションは、こんなふうに変わることでしょう。

「ただいま。君も大変だったんだろうね。きいてあげたいけど、今日は本当に疲れているから今度ゆっくり聞くよ。今日は休ませてね。」と先に言ったらどうでしょうか?

こんなふうに、先に旦那さんに言われた奥様は、「ああ、そうか。本当に疲れているのならゆっくりさせよう」と、思うかもしれません。

これはあくまで例ですが、このように、相手を思いながら、自分の気持ちをちゃんと伝える。

これが、お互いにできないでいる場合が、多いのではないでしょうか。

危険!夫婦円満になれるはずのご夫婦が離婚に誘導されてしまう

このように、愛情はあるのに意思疎通が上手にいかないため、パートナーに強めの言動をしてしまう。

愛情はあるけれど、コミュニケーションが上手にとれていないことを原因に、どちらかが、もしくは両方が互いにモラハラ化している。

この場合、やっていることは、無視や威圧や暴言など、言動的には、たしかに一部の自己愛性人格障害者がおこなうモラハラ行為に酷似しています。

でも、その目的は、けっして、パートナーの魂を殺すようなものではありません。

それよりも、わかりあえない寂しさや怒りを、ぶつけているにすぎません。

であれば、夫婦がわかりあうコミュニケーションをとるだけで、じゅうぶんに夫婦円満をめざせるのです。

その可能性があるのにもかかわらず、インターネット上に広く流布されている、モラハラ=自己愛性人格(パーソナリティー)障害=治らない、という方程式を、ご自身のパートナーにあてはまて、信じてしまうこと。

そして、夫婦円満になる方法を試すことののないまま、あきらめること。

それは、とても、残念なこと。どうか、さけていただきたいことです。

ほんとうなら、仲良くなれたかもしれないのに、情報に惑わされ、離婚の方向に誘導されてしまうことのないよう、あなたには、ぜひ、気を付けてほしいなと思います。

あなたの夫(妻)がモラハラ化している原因を、検証してみましょう

いま、パートナーからのモラハラ行為に悩んでおられるなら、いちど原点にもどってみることです。

たとえば、あなたには、記憶はないけれど、知らないうちに、パートナーを傷つけてしまったことがあったかもしれません。

そして、その傷が癒されずに苦しくて、あなたに対して、モラハラ行為をしているのかもしれません。

落ち着いて、これまでのふたりのコミュニケーションのしかたを、振り返ってみましょう。

過去にした、喧嘩は、しっかりと解決しておわっていますか?

相手をとても傷つけてしまったのに、そのまま放置していることはありませんか?

自分は、ほんとうに、夫(妻)の気持ちを、わかっていると、言えますか?

わかっていると思うのは、自分の勝手な解釈に、なってはいませんか?

それらを確認したあと、自分の気持ちを伝える、相手の気持ちをきく、ということを、工夫してみるのがいいと思います。

コミュニケーションを工夫することでモラハラを鎮めたお客様の事例です

たとえば、いつもする会話を構文化してみると、夫婦円満になれるケースがあります。

 

☆コミュニケーションの構文について

さくらさんの例文はどれもこれも素晴らしいですね!

こんな風に言われたら聞いちゃいますよね。

(「あなたはファラオだしね。」には吹きました(笑))

相手の気持ちを受け止めて、感謝・褒めを挟み、自分の意見を言うのですね。

メモしました。

これらを意識して自分の気持ちや意見を言うようにしてみます。

これなら夫のエベレスト級のプライドも傷つけずに、自分の気持ちも大事にできそうです。

そして、こちらは、何ヶ月も無視をされていた旦那様に、毎日、小さなお手紙を渡すことで、1か月しないうちに、夫婦の会話を取り戻した奥様のご報告です。

今までは、わたしが、ありがとう と言うと、嫌味っぽく返事が返ってきたんです。

でも、最近、昨日の買い出しもそうでしたが、ありがとうと言ったら、はーいといい返事が返ってきました。

これ、ちょっとしたことですが、こちらの気分は全然違います^^ 、

さくらさんのおかげです(๑´ω`๑)♡キュン

仲良くしようよって、姿勢みせること大事なんですね~

分かっているようで、分かっていなかったんですね・・きっと、私。 いまのわたし、 さくらさんの存在がおっきいです((( *´꒳`* )))

こちらは、旦那様が、いったい何に拗ねてしまっているのか?旦那さんの気持ちを探ってみた奥様のご報告です。

家事や育児を前よりしてくれてるんですけど、その前に私自身が、旦那に手伝ってもらいたいって気持ちが前より無くなってきました。

それは私が、旦那と心が繋がってると思ってるので、じゅうぶん満たされてるからなんだと思います(きゅん)(sparkle) 安心してる感じ?なんですかね(!)

だから何かしてもらわなくても、幸せです(emoji)

なぜモラハラされているのか?原因を検証して解決に取り組みましょう

ひとことにモラハラといっても、その原因も状況も、ご夫婦によって様々です。

あなたのご夫婦のモラハラケースと、インターネットで知らない誰かのケースは、違うのです。

この記事をお読みくださっているくらいですから、あなたは、おそらく、離婚を望んでいないのでしょう。

どうぞ、世に出回るモラハラ情報に、自分たちの夫婦をあてはめすぎることなく、「うちの場合は?」と、考えてみてください。

そして、あなたの心を冷静に見つめ、ご夫婦の歴史を振りかえり、ご自身にはコミュニケーションを工夫する。

これらのことを試してみて下さいね。

そして、お手伝いが必要であれば、ご相談下さい。

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