夫(妻)はモラハラだ。これからどうすればいいの?と思うあなたがすべきこと。

モラハラの悩み
早山(そうやま)さくら
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わたしは、すぐに夫を怒らせてしまう。

今日も、夫に失礼のないように、慎重に、言葉を選んだはずだった。夫の都合を考え迷惑をかけないように考えて行動したはずだった。

でも、その甲斐はなく、また、夫を怒らせてしまった。

「なぜ、今それを言うの?今じゃないだろ?相変らず、お前は考えが足りないんだよ。いつも、言ってるだろ、少しはこっちの都合を想像しろよ!」

と、ため息をつかれてしまった。

睨みつけてくる目が、怖くてたまらなかったけれど、そんなつもりじゃなかったことを、ちゃんと、説明しなきゃと頑張ったら、「また言い訳?自分のこと正当化してばっかりだよね。素直に反省とかできないの?」と、さらに責められた。

また、失敗しちゃったのか、と思う。仕事が大変そうな夫を癒してあげたいと思っているのに、うまく気づかいができない自分が、ほとほと、情けなくなる。

こんなに、毎回反省しているのに、こんなに、夫と仲良くしたいと思っているのに、なぜ、ちゃんとできないんだろう?

でも、夫もおかしいと思う・・・。

だって、怖すぎる。どうして、もっと、優しく言ってくれないの?

前は、優しかったのにな。それに、わたしのこと、愛してると思うのに。

悔しくて、胸の中がヒリヒリ痛痒い。そんなキレ方は、理不尽だよ、って言いたい。

夫が憎くくて、たまらなくなることもある。

でも、それよりも、仲良くしたい。愛されたい。大事にしてほしい。わたしが、頑張ってること、認めてほしい。

でも、夫は、私のことが迷惑そう。このまま、離婚されちゃったらどうしよう。

どうしたら、夫を怒らせないですむのかな?

そんなふうに悩み、調べているうちに、モラハラという言葉にたどりついた。

たしかに、うちの夫は、普通じゃない。変質的な気がする。

もしかしたら、うちの夫はモラハラなのかもしれない・・・

モラハラって何?

モラハラとは、魂を殺す行為

モラハラとは、精神的な暴力(DV)により、相手を追いつめ、支配をしていく行為です。

加害者は、継続的に、人格否定(能力が低い、考え方が浅い、価値観や過去や言動が間違ってる、育ちが悪い、などの否定)を繰り返し、そして、そのことにより「自分が困らされている、被害を受けている」との論法で責めてきます。

否定は、言葉だけでなく態度でも、表現されます。無視、威圧などを繰り返されることにより、被害者は、不安と罪悪感でいっぱいにさせられ、どんどん自信を失っていきます。

それでも、基本スタンスが、前向きな被害者は、「関係をよくしよう、仲良くなろう。そのためにも、自分を成長させよう。」と、前向きに頑張り続けます。ところが、何をどう頑張ってみても、加害者は、被害者の否定を繰り返す。

頑張りも努力も、決して認められない、決して報われない蟻地獄の中で、被害者は、疲れ切り、自己肯定感を根こそぎ奪われ、自分を、人を、物事についてを、冷静に判断できなくなっていきます。

気力もなくなりますから、加害者から、離れるということも、できなくなります。

*モラハラの被害者になる人は、もともと自己肯定感が低いという人ばかりではありません。もともとは、才能豊かで快活で、頑張り屋さんな方も、ひじょうに多いです。モラハラとは、そんな方が、消極的にさせられ、判断力を失っていくほど、破壊力の強い行為、完全な、いじめなのです。

こちらに、モラハラチェックリストをご用意しましたので、自分が受けているのはモラハラなのかどうかを、お試しになってみてください。

モラハラは、密室でおこなわれる

モラハラは、交際をはじめた、結婚した、子どもが生まれた、など、互いの距離感が、ぐっと近づくのをきっかけに、始まっていきます。

その始まり方はとても絶妙です。自分を傷つける、相手の言動の源にあるものが、愛情なのか、憎しみなのか、判断がつきかねるのです。

自分が、傷ついているのは確実なのに、相手は悪くないのでは?じぶんに問題があるのでは?と思わされる絶妙さ。これが、モラハラです。

モラハラ被害者となりやすい方の特徴については、こちらに記してありますのでご参照ください。

だからこそ、自分ががモラハラをされているということに気づくことは、難しいのです。

この人は、モラハラ気質なのかも、と早い時点で気づけるのは、過去にモラハラで痛い目にあい、しっかりと克服した経験のある一部の人くらいのことでしょう。

ですから、「なぜ、付き合う前に相手がモラハラと気づけなかったの?」なんて、自分を責める必要は、けっして、ありません。

ただ、いま、モラハラをされているのかもしれないと感じたら、モラハラのカラクリをしっかりと理解して、今以上に自分が傷つかないように、対策をしてくださいね。ご自身を、しっかり、守ってあげる方法を、身につけてくださいね。

その方法は、この記事の最後のほうで、ご紹介していますので、ぜひ、最後まで、読み切ってもらえればと思います。

モラハラしなそうであることが加害者の特徴

ところで、このモラハラという行為をするのは、いったいどんな人なのでしょう?

意外なことに、誰が見てもイヤなヤツ、というわけではないのです。「まさか、この人が?」と思うような人がしていることが、ほとんどです。

いつも穏やかで優しい。ちゃんとした人。誰とでも仲良くできる。いつも道徳と愛を語っている。誠実で優しかったり、気配り上手で有名だったり、いい意味でマジメと思われていたり、おもしろくて好かれていたり。

人を育てる仕事、人を助ける仕事、人を楽しませる仕事についているなど、モラハラとは真逆の世界で活躍していたりします。

たとえば、モラハラカウンセラーが、じつは、家庭でモラハラだったら、一般的にはビックリするでしょうけど、わたしからすれば、少しも意外なことではないのです。

第三者に傷の追い打ちをかけられる、モラハラの二次被害

「誰よりも穏やかで優しくて平等な人が、家に帰れば家族に、陰湿で意地悪な言動を繰り返しているなんて、信じられない!」

と、第三者をビックリさせるほどに、外面と内面が、まったく違うのが、モラハラ加害者の特徴。

よって、被害者が、かりに、夫がモラハラだと気づき、周囲の人に理解と助けを求めても、親やきょうだいや親友など、身近な人にほど、わかってもらえない、という恐ろしさがあります。

また、加害者がするモラハラ行為というのは、言葉で人に伝えるということが非常に困難です。

ちょっとした言い方、目つき、ため息、タイミング。それらによって傷つけてくるわけで、そのニュアンスを言語化するというのは至難の業なのです。

おそらく、どれほど、言葉を尽くして説明しようとも、モラハラを受けたことのない人に、理解してもらうのは、ほぼ無理。

ですから、被害者に相談された人が、こんなアドバイスをしても無理はありません。

「あの人がモラハラだなんて、考えすぎじゃない?」「あなたが、疲れてるんじゃないの?」「もう少し、様子見たら?」「夫婦なんてそんなもの」「あなたが子どもすぎる」「もっと賢く夫をたてるべき」「かわいい妻になるべき」など。

ところが、それらのアドバイスは、被害者にとって、どれもこれも、虚しい。なんとも言えない失望に襲われる。

なぜなら、通りいっぺんのそれらのアドバイスなら、自分でもとっくに想像がついていて、すでに、さんざん試した後だから。

さんざん、自分を責め、自分を変えようと、ありとあらゆる方法を、これ以上、どうしようもないほどに、工夫、努力してきたのに、改善していない。

だから悩んでいるのに、まだ努力が足りないと言われているような気になってしまうから・・・

加害者の異常さを伝えることの難しさに、茫然としてしまうから・・・

被害者は、相談した人は、これっぽちも悪くないこと。自分を思って言ってくれていることも、じゅうぶんに、わかっています。

それでも、自分の話す内容を、加害者の異常さを信用してもらえないことに、無力感でいっぱいになってしまうのです。

あの人は、人の心をもっていないかもしれないの。異常、変質的な人なのかもしれないの。それを、信用してほしい。それだけで、気持ちが落ち着くのに。すこし、先に進める気がするのに。そんな些細な希望さえもかなわない。

そのことに、失望してしまうのです。

でも、わかってくれない相手を責めれば、それは逆恨みになってしまうこともわかっている。でも、相談をしたことで傷に塩を擦り付けられるような感覚をうけたことは事実で、相談をしてしまった自分を後悔する。さらに傷つき、ますます孤独感と苦しみを深めていきます。

これが、いかに辛いことか・・・

この状況を、モラハラの二次被害と言います。

ですから、いま、まさにモラハラに苦しんでいるあなたは、どうか、相談をする相手を、慎重に慎重にお選びいただきたいと思います。

そして、もし、あなたが、身近な誰かにモラハラの相談をされているとしたら、どうか、ありきたりなアドバイスは、しないであげてほしい。

自分には、とうてい理解できない関係があるのだと認め、まず、聴くにことに徹してあげてほしい。そしてできれば、加害者から離れる環境、時間をつくることに、協力をしてあげてほしい、と思います。

被害者のほうが、加害者だと思いこまされていく

ところで、モラハラ加害者が、被害者を責める論理は、冷静にきけば、完全に破綻しています。

それなのに、その歪んだ論理をあまりに堂々と主張する様子に、被害者は、戸惑い、うっかり、自分の方に非があるような気持ちになっていってしまうのです。

理解しようにもできないモヤモヤ感は、それまでの人生の中で経験したことのないほどの破壊力です。

考えるほど、理解できなくなってきて、心も脳みそもフリーズしてしまう。あらゆるエネルギーが吸い取られていくような感覚に、なっていきます。

*被害者はそもそも加害者を、頭のいい人、と尊敬していることも手伝い、加害者の言い分を理解できないのは、自分の頭が悪いから、と勘違いしてしまうのです。

そして、加害者は、迷惑をかけられているのは自分だ、と、どうやら本気で思っており、そう主張してくるので、もともと素直な性質被害者は、「わたしは、人に害を及ぼす。人として失格。ほんとに、ダメな人間。」などと、罪悪感を抱かされてしまう。

自分は、害のある人間。自分は、きっと、モラハラ加害者だ。と、思いこまされていきます。

ほんとうのモラハラとは、被害者と加害者が、いれちがってしまうのです。

モラハラ支配は、被害者の自己否定感を苗床にしてすすんでいく

被害者は、「怒らせるようなことをしてはいけない」「迷惑をかけてはいけない」「私は、もっと成長しなくてはいけない」などと、ただただ、加害者の機嫌を悪くしないように、頑張りに頑張りをかさねます。

ところが、加害者は、被害者の頑張りを、決して認めません。むしろ、頑張るほどに否定します。

「この人は、はなから、私の頑張りを認める気はない」と、そのことに気づくエネルギーさえ枯渇している被害者は、する必要もない努力を、底なしに、続けることとなるのです。

そして、とうとう最後には、力尽きてしまいます。

自分は無価値だと思いこまされれ、自分が生きている意味を失ってしまう。

生きていてごめんなさい、死んでしまいたい。消えてしまいたい。

そんな気持ちになってしまうのですね。まさに、魂が殺され、生きる気力が失せてしまうのです。

まさに、魂の殺人なのです。

その苦しみは、体験した人にしかわからないことと思います。

もしも、これを読んでいるあなたが、この苦しみの真っただ中にいるのであれば、どうぞ、知っておいてください。

あなたの、無価値感、自信のなさは、加害者に、つくられたものです。

あなたは、生きるべきです。あなたには、生きる価値がありすぎるからこそ、加害者はあなたを傷つけるのです。

その混乱した感情、悲しいような怒りたいような、情けないような感情は、あなたの自信、自尊心を取り返すバネにしてください!

さて。

こんな卑劣な行為をする加害者ですが、彼らが、これらのモラハラ行為を、意識的にやっているか?

これは、わかりかねます。(おそらく無意識だと、わたしは、思っています。)

ただ、結果的には、こうして、加害者は、被害者が、自分で自分を責めるよう、嫌いになるように、仕向けていく。

被害者の自責の念、自己嫌悪、罪悪感の気持ちを苗床とし、モラハラの洗脳、支配は、すすんでいきます。

と、ここまでは、モラハラの原因の代表格である、”自己愛性人格障害(パーソナリティ障害)の加害者によるモラハラ”を想定して、書いてきました。

そして、モラハラは、一般的に治らないと言われています。

けれども、わたしに、モラハラをご相談くださるクライアント様たちの多くは、旦那さんからのモラハラを鎮めることに成功しているという事実があります。

これは、いったいどういうことなのか?

答えは、難しくありません。

結果として、旦那さんは、自己愛性人格障害ではなかったから、でしょう。

(断定できないのは、わたしは、医師ではなく、診断する権利がないからです。)

それでは、なぜ、自己愛性人格障害でもない彼女たちの旦那さんは、モラハラという行為をしていたのでしょう?

モラハラ夫(妻)と円満になりたい人が知っておくべきこと

モラハラの原因は夫婦によって違う

もともと、モラハラは、上述したように、自己愛性人格障害者が、自分の巨大な劣等感ゆえの生きづらさを人に責任転嫁(心理的に人の上に強引によじ登る)する様子を、さしていました。

ところが、モラハラと言う言葉が広く知られるようになった最近では、この言葉が表す意味、内容が、はげしく拡大しています。

たとえば、カサンドラ妻という言葉をきいたことがあるかもしれません。アスペルガー症候群の夫が、あまりに、妻の気持ちに寄り添ってくれない。ちっとも、共感してくれない。その様子を、モラハラとよぶことが、多いです。

また、自分の感情を上手にコントロールできない人が、不機嫌をまき散らす様子が、モラハラ状態となっていることも、あります。

他方、被害者と感じている側が、自分の気持ちを言葉で伝えることが、とても苦手。その結果、いつも相手の言いなりになってしまう。支配されている気になってくる。そして、相手をモラハラだと感じる。でも、実は相手のほうも、「言いたいことがあるなら言ってほしい!」とストレスに感じ、イライラしている。そのイライラを察知した、被害者(と感じている側)が、さらに、相手を怖くなっていく。その様子をモラハラと表現している。そんなことも、多くあります。

それとは真逆に、自分ではそうと気づかぬうちに、意見を押し通しすぎてしまっている。それゆえ、相手を傷つけたり、気持ちを逆なでするような発言、態度をとっている。傷ついた側が、自分を守るために、攻撃的なコミュニケーションをとることになる。その様子をモラハラだと感じている。そんなことも、また、多くあります。

つまり、モラハラという言葉であらわされる関係であっても、その原因は様々なのです。

そして、いま、ここにあげた原因によるモラハラであれば、関係改善~モラハラ解決の可能性は、十二分にあります。

また、加害者が自己愛性人格障害ではあったとしても、その症状には個人により濃淡があります。

自己愛性人格障害ではあっても、自分は、なにかバランスがおかしいと、ぼんやり感じているなら、モラハラ行為が、絶対に、なくならないわけでもない。たとえ、モラハラ行為をすべてなくすことはできずとも、鎮めることは、可能なのです。

ですから、モラハラは治るか治らないか?との質問に、一言で答えることは、できません。

なんとも頼りなく感じるかもしれませんが、こたえは、「やってみなくては、わかりません。」が、正解です。

そのうえで、わたしがもっともお伝えしたい言葉は、これ。

相手が変わるかどうかはわかりません。でも、あなたが変わることで、相手のモラハラ行為を鎮めることは可能です。そして、あなたが、本気でご自身に向き合うのなら、モラハラ行為に傷つかなくなり、被害者を卒業することは、100%可能です。あなたは、今よりもよほど、生きやすくなります。幸せになります。だから、やれることはすべて、やってみましょうよ!

というわけで、もしあなたが、自分がモラハラの被害をうけていると気づいても、もし、離婚することよりも関係改善を望んでいるのであれば、「モラハラ=治らない=離婚しかない」という一般的な方程式を、忘れてしまってください。

そして、なぜ、ふたりはモラハラ関係に陥っているのか、相手だけでなく、自分のことも見つめることで、モラハラの原因を探る。

そこから始めてみることを、おススメいたします。

さて、ここまでモラハラの原因についてを、お話してきました。

ここからは、関係改善~モラハラ解決は、こう考えるとスムーズにですよ、ということを、お話しますね。

モラハラは、関係性の病気である

モラハラとは、関係性の病気、パワーバランス(力関係)が崩れた状態だと、とらえてみてください。

自分がモラハラをされているということは、相手の方が異様に力をもっているということですから、相手と同じだけの力を取り返せばいい、ということになります。

つまり、相手と同じだけの力をもつ方法を、具体的に実践すればいいだけ。

と、理屈としてはシンプル。ですから、あまり難しく考えないほうが、いいですよ。^^

モラハラは、互いの性質の掛け算で深刻度が変わる

これは、どういうことかといえば、加害者のもつ、自己愛性人格障害やアスペルガー症候群という性質に、被害者の性質を掛け算した結果が、モラハラの深刻度になって表れている、ということです。   

例をあげます。

・傷つけたがる自己愛性人格障害 × 傷つきやすい繊細さん=深刻度大 

・傷つけたがる自己愛性人格障害 × 人の言動を真に受けないマイペースさん =深刻度中 

・一人が大好きなアスペルガー症候群 × 甘えん坊のかまってちゃん=深刻度大  

・マイルールを強要するアスペルガー症候群 × 人に干渉しないさせないマイペースさん=深刻度低 

など。

これは、ほんの一例ですし、ざっくりのパターンでしかありませんが、考え方を、ご理解いただければ、あなたが目指すべき方向のイメージが、つきやすいと思います。

モラハラに悩むあなたがこれからしていくべきこと

さて、ここまで、いかがでしょうか?

夫(妻)がモラハラだからと言って、自己愛性人格障害者であり、治らなくて、離婚しかないと決まったわけではないこと。

自分が変われば(関わり方を工夫すれば)、モラハラ関係を改善できる可能性は、じゅうぶんにあること。

関係を改善するためには、互いの気質を知り、対等な力関係を目指せばいいこと。

なんとなくでも、ご理解いただけましたか?

では、いよいよ、次の章では、対等な力関係を築くために、具体的に何をどうすればいいのかを、お伝えすることにします。

ふたりの間のモラハラパターンを探る

まず、基本です。おふたりのあいだでは、どんな時、どんな流れで、どんな会話をきっかけで、モラハラが起きることが多いでしょうか?

それを、分析してみましょう。

例として、モラハラな相手をもつクライアント様の分析結果を、あげてみますね。

・夫の仕事について意見を言うと、怒る。

・子どものお世話について、夫のやりかたと違っていると怒り出す。

・すぐに、言葉の揚げ足を捕らえる父に対し、長い言葉で伝えすぎている。その結果、矛盾を見つけられ、ネチネチと嫌味を言われることが多い。

・彼の言葉を、真に受けすぎて、感情的に反論しすぎていた。その様子を、彼は、侮蔑したような目線でみてる。

・自分は、論点をしっかりと伝えられていないで上司をイライラさせている。

・夫に、知らずに攻撃的な言い方をしていまっている。その結果、暴言で返されてる。

・夫を不機嫌にしたくて、アクセクと無駄に動きすぎ。きっと、自分は、相手に対して媚びた笑顔になってる。それを気味悪がられてる。

・夫は、相手のペースを考えずに、話しかけていた。その結果、「うるさい!話しかけるな!」などと怒られていることが多い。

・彼に、自分の意見をいうと、不機嫌になってる。

・夫の親と仲良くすると怒る。

などなどなど。

冷静にみると、モラハラが起こるきっかけ、モラハラが長引く言動のパターンが、見つかります。

あなたのお相手はいつも、なにに反応して、どんな言動をとっていますか?

そして、それに対し、あなたは、どんな気持ちになり、どう考えて、どう反応しているでしょう?

それらを、客観的に分析し、対応をすることで、モラハラを鎮めていくことが、できますよ。

モラハラパターンを知り対策ができれば、はやくて1ヶ月、平均3ヶ月ほどで、関係に、何かしらのいいか変化があります。 

でも、ここで辞めてしまっては、もったいない。

ここからは、モラハラの根本解決にむかいましょう。 

自分の性質やコミュニケーション癖を見極める

おふたりの間に起こるモラハラパターンが見えたら、今度は、自分の心の中をみつめてみましょう。

たとえば、あなたには、以下のような傾向がありませんか?

・相手のモラハラ気質に対して、自分は繊細過ぎる。

・責められていないのに、責められてる気になってしまう。

・自分の意見は言わなくても、察してもらいたい。

・常識や、理想の生活スタイル家族像についての理想をおしちがち。

・相手に、親のような愛情を求めている。

など。

これらは、無意識ですから、よくよく、ご自身を観察してみなければ、見えてくるところではありません。

ですが、モラハラを改善したいのであれば、ご自身のこれまでの人生を棚卸するつもりで、しっかりと、ご自身と向き合ってみてください。

そして、もし、まずいなと思う部分があっても、反省する必要は、ありません。

ただ、調整すればいいだけですからね。

自分のバランスを整える

このような作業により、自分を知り、調整していくと、ご自身のバランスが整ってきます。

自分を信頼できるようになり、自分軸が育ち、人に期待しすぎない。人との間に、気持ちのいい境界線をもつことができるようになってきます。

どういうことか?

・相手に否定されても、平気になります。

・相手が荒れていても、巻き込まれず冷静にいられるようになります。

・相手が何をしてくれずとも、自分で自分を機嫌よくできるようになります。

これまでは、あんなに、相手の言動が気にかかって、いとも簡単に傷ついてたのに、なぜか傷つかなくなった!

相手のモラハラ言動を、無視するとかスルーするとか、そんな感覚さえもたないほど楽になった!

幸せって、自給自足なんだ。自分のことは、自分で幸せにしてあげるしか、ないんだ!

この世に、白馬の王子様など、いないんだ。っていうか、白馬の王子さまは、自分自身なんだ!

誰に認められずとも、自分を自分で重要だと、思えていたら、それでいいんだ!

これまで巻き込まれていたモラハラ問題は、自分の評価と幸せを、相手に委ねてしまっていたことが原因だったんだ!

と、こんなふうに、腹の底から、理解できるようになります。

この頃になると、あなたは、相手からしても、モラハラしにくい人、モラハラしようという気持ちにならない人、に変わっています。

そうして、ふたりのパワーバランスが、対等になったとき、モラハラ支配の関係からは、完全に脱却しています。

とはいえ、ここまで変わるなら、順調にいっても、1年や2年はかかります。

そして、変わったあなたの様子をうけて、相手の反応は、必ず変化してきます。

あなたが変われば、相手も、それまでどおりにはいられなくなるのですから。

自分にとっての落としどころを決める

さて。

このように、自分が変わり、相手の様子も変わった。

ところが、その変化があってもなお、自分にとっては不十分。

以前のような恐怖心はなくなったけれど、相手の言動は、不愉快極まりない、めんどくさすぎて、無理!

っていうか、もう、愛せない。

と、気づくこともあります。

ここまでくれば、いよいよ、おふたりの関係を、形としてどうするか、考えていっても、いい時期です。

というのは、頑張ってくれば、「自分はやるべきこと、関係改善の可能性があることは、全部やりつくした!」と、胸を張れる。

そうであれば、この先選ぶ道で、仮に落ち込むことがあっても、その道を選らんだことについては、後悔少な目で、生きていけるからです。

さあ、あなたは、これから、どんな気持ちで、どんな毎日を過ごしたいのでしょう?

これからの人生て、あなたが、いちばん大切にしたいのは、なんですか?

その大切なものを守るために、どんな努力をどれくらいまで、できて、逆に、我慢できないことはなんでしょう?

そのラインを考えてみましょう。

あなたの人生です。あなたが決めていいのです。

あなたが、これからどんな気持ちでどう生きていきたいのか。それは、あなたにしか、わかりません。

ひょっとしたら、1番欲しいものを得るために、どこかは我慢する必要があるかもしれません。

そこは、ご自身で忖度(そんたく)すれば、いいですね。自分がいちばんストレスの少ない、楽なラインをめざしてくださいね。

まとめ

モラハラをされるというのは、ほんとうに辛いことです。

でも、モラハラを解決する作業そのものは、人生をまるごと生きやすい方向に切り替える絶好のチャンスでもあります。

それまでは、自分をおざなりにして生きてきたけれど、これからは、自分のために生きていく。

自分に尊厳と自由をとりもどし、自分の人生の手綱を自分でもつ。

そう覚悟して、そのための手段を身につけるビックチャンスなのです。

あなたの人生です。あなたが決めていくのです。

あなたが納得して決めるのであれば、かたちとして、離婚となろうと、別居となろうと、家庭内別居であろうと、それは正しい決断です。

あなたが納得して、決めたことならば、子どものために離婚しないのも正しいですし、子どものために離婚するのも正しい。

あなたが納得して、決めたことならば、生活のために離婚しないのも正しい。

極端なはなし。新しい努力をするほうが面倒だから、このまま、モラハラされながらいきていく。そんな選択もいいのです。あなたが納得して、決めたことならば。

いろんな考えをもつ人々で構成されるこの世界です。あなたが、どんな選択をするにせよ、どうせ誰かに否定され、どうせ誰からに支持されます。

そして、あなた以外の誰一人として、あなたほど、あなたの幸せを本気で考え、あなたのために動いてくれる人はいないのです。誰も、あなたの人生に責任など、とってくれない。というよりも責任など、とりようがないのです。そしてあなたもまた、誰かの人生に責任など、とれやしないのです。

ですから、一般常識、第三者、外野の意見は、まったく関係ありません。

どうか、ご自身で自分の道をご選択できるあなたを目指してくださいね。

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