仲良し家族で、愛されて育った。自己肯定感も高め。しっかりタイプの女性が夫にモラハラされる理由とは?

うちの両親は、愚痴らず、いつも人のことを大切にして、礼儀正しく、がんばる人です。

わたしは、そんな両親がつくったのと同じような家庭をつくりたかったのです。

ところが、うちの夫は、あきらかに、社会性がない。礼儀もない。がまんもできない。自分の機嫌で、家族じゅうを振り回す。もう、ぜったい、モラハラです。そんな夫に振り回されて、疲れ切りました。

離婚が、頭をよぎりますが、そんな簡単に、離婚など、できないです。べつに、夫を嫌いというわけじゃないんです。ただ、もっと、おとなになって、責任感をもって、私たち家族を支えてくれたらと思うのですが、いつも愚痴ばかり。

それについて諭すと、怒り出してしまって、お話合いにならない。どうしたら、ちゃんとしてくれるのでしょう?

そんな女性からのご相談、たくさん、お受けします。

あなたも、子どもっぽくて切れやすい。応援やアドバイスのつもりで言った言葉に、怒り出す。

そんな旦那さんとの関係を、悩んでいませんか?

子どもみたいにすぐキレる夫

職場で、トラブルがあったらしい夫から

「あんな職場は、うんざりだ。この仕事を続けているのは、お前のためだ。お前の犠牲になるのは、もううんざりだ。もう仕事はやめてやるから。」とのラインがきた。

え?なに、この人、子どもかいっ!と、またもや、あきれてしまう。

職場で、なにがあったのかはわからないけど、どこに勤めたって、完全に満足できるとこなんてないと思う。それを、我慢したり努力したりして頑張るのが、大人ってものじゃないの?

しかも、旦那が仕事をするのは、わたしの為ってなに?たしかに、旦那の働いたお金もないと、生活できないけど、わたしだって、働いてる。

それに、言うほど稼ぎがいいわけじゃない。わたしの収入がないと、子どもを養うことなんてできないのに、なんで、こんなに偉そうに、お前の犠牲とか言ってるの?まったくもって、意味がわからない。

そんなふうには、思うけど、帰宅した旦那が不機嫌そうにしているのは、いやだし、仕事をやめられるのがいやなので、必死に応援するしかない。

「そんなこと、言わないで、子どものためにも、がんばってほしい。なにがあったの?喧嘩?上司になにか、言われたの?ちゃんと、話し合えてるの?どこに行っても、トラブルはあるよ。短気おこさないで頑張って!あなたはすごいんだから!応援してるよ。」

ほんとは、夫であり父親である男性が、家族のために働くなんて当たり前だと思う。いちいち、頑張ってるよね、とか、あなたはすごとか、応援してるよ、とか、言う必要ないはず。

それに、私だって頑張ってるけど、あなたが、ねぎらってくれたことも応援してくれたことも、一度もないよ。

と、心の中は、怒りでいっぱい。でも、こう、言うしかない。

とりあえず、今日の夜、家で当たり散らされるのは避けたいから。

でも、こうして、まいどまいど、対応していることに、疲れてきた。

しかも、こうして必死に言っても、続けて怒りのラインがおくられてくる。ほんと、疲れる。

家事育児を分担できる夫婦になりたい。旦那の機嫌を気にせずに、ふつうにリラックスできる家庭生活をおくりたい。

ちゃんとした家庭をつくりたい。子どもには、ちゃんとした姿を見せたい!子どもに心配かけたくない!

その一心で、仕事から帰ったすぐに休むことなく、夕食をつくる。洗濯物を片付けながら、こどもたち全員の宿題をちゃんとみて、お風呂にいれて、ドライヤーで髪を乾かしてあげて、寝る前にササっとクイックルワイパーもする。

と、そんなふうに、アクセク、バタバタ動いている自分の傍ら、夫はというと、ソファにだらしなく座り、スマホをいじってる。

「ムカつく!なんで、わたしばっかり、こんなに、動いてるの?少しは手伝ってよ!」と、思う。

けど、やっぱり言えない・・・。

共働きなんだから、家事育児は分担してほしい。帰宅したら、ふつうに、「ただいまー」「おかえりー」と声を掛け合う。

ごはんができたら、家族そろって、テーブルにつき、「いただきます」と和やかに食事をする。

きょう、こんなことがあったよ、とか、見てるテレビのことをちょこちょこっと話したり、たったそれだけのこと。

これを望むのは、けっして、贅沢なものではないでしょう。

そんな他愛のない時間を、過ごそうとしてくれない夫。

頑張って動いている妻を無視して、自分の好きなことばかりしてる。

しかも、機嫌が悪い時には、妻や子どもの、ちょっとしたミス、言葉の使い方を責めてきては、家族を緊張させる。

そのうえ、「俺の苦労なんて、お前にわからない」「お前はいつも偉そうだ」「俺の人生かえせ」など、どう返していいのかわからないことばかり、言ってくる。

わたしは、こんなにも夫を応援してるのに、なにが、夫を苛立たせるのかは謎。

普通の家庭。協力しあえる家族。それを、築くことが、こんなにも難しいなんて・・・

頑張り屋さんの妻を、大事にしない夫の心はどうなっているのか?

あなたは、旦那さんのこと、どれくらい知っていますか?

あなたは、いつも旦那さんに気を使い、彼を尊重し、たててきたかもしれません。

彼の機嫌を悪くしないように、彼を応援して、彼を癒したくて、あなたは、素敵な人だと、さんざん伝えてきたかもしれません。

それでも、彼は、頻繁に荒れる。それは、なぜなのでしょうね?

たとえば、この3つについて、考えてみてください。

1.旦那さんは、幸せな子ども時代を過ごしてきた人でしょうか?

2.旦那さんは、彼のご両親やきょうだいを、愛しているでしょうか?

3.旦那さんは、劣等感の強い人ではないでしょうか?

もし、ここに当てはまるのであれば、あなたと彼とでは、生きる前提が、まるで、違うかもしれません。

生きる前提とは、「人ってこういうものだ」とか「仕事とはこういうものだ」とか、そういう基本的な構えのことです。

ひょっとしたら、あなたは、家庭の幸せは、現実に作れるものだと思っているけれど、彼にとってはただの理想論なのかもしれない。

そもそも、幸せな家庭とは、父親とは、夫とは、なんていうイメージ自体がないのかもしれないし、考えたこさえ、ないかもしれません。

また、あなたは、「がんばったら、いいことがある」と思えても、彼は、これまでの経験的に、そうは、思えないのかもしれません。努力の仕方も、よくわからないのかもしれません。

あなたが、立派であるほど、彼の劣等感が刺激され、苦しくなっている可能性もあります。

だから、彼にたいして善意しかないあなたの言葉さえ、彼にとっては偉そうで、綺麗ごとにしか聞こえない。

そんなこともあるかもしれません。

仲良し家族で、愛されて育った。自己肯定感も高め、しっかりさんタイプの女性が、夫にモラハラされる理由とは?

モラハラは自己肯定感の低い人ばかりが被害を受けるわけではありません。

モラハラって、自信がなくて、自己肯定感が低い人。小さいころ、家庭に問題があった。毒親に育てられた。そういう人が被害にあうもの。

もしくは、モラハラって、自己愛性パーソナリティ障害の人が、するもの。

そう聞いたことがあるかもしれません。

それは、たしかに、その通りです。

でも、円満な家庭で育ち、自己肯定感も自分軸もしっかりあるし、ちゃんと意見も言える、という人もモラハラ被害者になりますし、パーソナリティ障害ではない人もモラハラ加害者に、なり得ます。

でも、そうであるならば、相手の成育歴から、彼の弱点や劣等感を理解し、気持ちを想像し、そこを刺激しないようなコミュニケーションを気をつけることで、円満になれる可能性が高いですよ。

彼からすれば、あなたが、何の気なしに言う、「ふつうの価値観」は、彼にとっては、優等生すぎる。できすぎちゃんのように感じて、疲弊してしまうかもしれません。

でも、そんな彼は、ある意味、被害者なのであり、けっして悪者ではないですよね。

そこは、愛情をもらいすくすくと、自己肯定感を育てることができたあなたには、想像ができないところかもしれません。

そして、目に見えないけれど、確実にある、この感覚の違いが、夫婦関係の溝となり、モラハラ関係になっているのかもしれません。

もしそうだとすれば、あなたも苦しいでしょうし、彼だって、苦しんでいるのですよね。

感覚は違うものの、互いに惹かれあうところはあるのですから。

だからといって、おたがいの、こういう感覚って、相手に要望をしても、どうしようもないですよね。

おたがい、治しようがないです。でも、互いに、イライラする気持ちはとめられない。

じゃあ、どうするか?といえば、「わたしには、わたしの基準があるけれど、夫には夫の基準があり、どちらがいいとか悪いとかじゃないのだ」と、気持ちを整理すること。

彼の成育歴や、これまでのお付き合いの中から、彼の弱点や劣等感を理解すること。彼の気持ちを想像し、そこを刺激しないようなコミュニケーションを気をつけること。

わたしはわたし、彼は彼。そうやって、わりきり、彼の感覚を尊重する言動をすることです。

しっかりさんのあなたが、愚痴っぽく、子どもっぽいと感じる夫にしてみるといいこと

ここまで、お読みになり、なるほど、そうかもしれない、と思われるのであれば、きょうから、こんなことを意識してみるといいですよ、という例をご紹介しますね。

基本、あなたの常識や良識を横におき、彼のペースで考え、彼のペースに乗ってみることです。

(彼が家にいる時間だけでいいです)。

・彼の愚痴や、あなたへの攻撃を、「うんうん、そっか、そう思うんだね」というスタンスで、きく。あなたの意見や、アドバイスを言わない。諭したりしない。

・彼が、お酒を飲んでいたり、スマホいじりをしている時は、家事はあとまわし。彼の隣で、あなたも隣でゆっくり、お茶などを飲んでみる。

・食事の味見をしてもらったり、柔軟剤の香りを決めてもらったりする。決まったら、「ありがとー」と、嬉しいお顔で彼を見つめる。

・彼にラブラブなあだ名をつけて、遊ぶ。

など、マジメを捨ててみたり、ユーモアたっぷりの言動をしてみるなどが、絶賛おススメですよ。

最後に、とても大事なことを付け加えておきます。

一言にモラハラといっても、モラハラ関係になっている原因は、ご夫婦により、さまざまです。

原因が違えば、解決のためにすべきことも、違います。

今回の記事のように、幸せな家庭で育ち、自己肯定感もつよい女性がなら、そうではない育ち方をした夫のペースに合わせてみる、などという方法で大丈夫。

ですが、いつも不安感をもっている。自分が嫌い。夫が怖い。そんな奥様は、モラハラ夫のペースに合わせるよりも、ご自身の心と対話する。自分を知り尽くす。自分の心を整える。

まずは、そんな作業が優先です。

誰かのモラハラ解決法が、参考にならないわけではありませんが、解決までにすべきことや、順番は、ほかの人ととあなたの場合では、違います。

それについては、どうぞ、慎重にとらえていてほしいなと思います。

カウンセリングでは、あなたの場合は、どんなことをどんな順番ですすめていけばいいのか、一緒に考えて、解決までご支援させていただきます。

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