- このモラハラは治らないと言われてますが、自分自身の受け取り方、仕草などが改善されれば、相手も変わると言う事内容と、受け止めてよろしいでしょうか?
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このご質問に、お答えするとき、お伝えすべき前提があります。ひとことにモラハラと言っても、ご夫婦により、モラハラが起きている原因は様々です。
たとえば、相手がモラハラと思っていたら、自分のほうが、モラハラだった、ということも、あります。
なんでも、悲観的にとらえてしまい、相手が言うことすべてを、自分への攻撃(モラハラ)に、感じてしまう人もいます。
でも、生粋のパーソナリティ障害者に、モラハラをされていることも、あります。
これらのモラハラ原因を探ることなしに、モラハラを解決することは、不可能だとわたしは思っています。
ただし、解決方法としては、とにもかくにも、自分を変えることです。
自分自身の受け取り方、仕草などを変えれば、相手は、モラハラできなくなります。
そもそも、モラハラが、成立しなくなります。
ですが、大事なことがありますよ。
「彼と仲良くするために、受け取り方や仕草を変える」を、すすめても、なにも変わりません。
これは、彼に「わたしは、あなたよりも下の立場の人間です。だから、わたしを大事にしてください。」と、懇願してます。媚びてます。
(この感覚、言葉にしなくても、あなたの醸す空気感から敏感に察知します)
相手によっては、その懇願を、要求と捉える人もいるでしょう。
モラハラする人タイプの人は、懇願されても要求されても、モラハラ欲求が高まります。
ますます、攻撃したくなります。
ちなみに、怒りの感情を向けても、ダメです。
相手に対して、醸すべきは、「わたしにモラハラするなら、問答無用で離れます。離婚します。」という空気感です。
大事なことなので繰り返しますが、これ、演技ではだめです。ほんとうに、離れる気持ちが必要です。
モラハラ解決は、テクニックではありません。精神性の問題です。
- モラハラされない人というのは、モラハラなどされたら、速攻で、離れるのです。
「ふざけんな。なんでわたしが、こんなコトされなきゃいけないの?」と考えて、物理的に離れます。
お金がないとか、子どもが小さいとか、頼れる人がいないとか。
もろもろの事情があっても、なにかしらの方法を探し出して、離れます。
最終的に、離れてしまうのだから、物理的に、モラハラできないですよね。
この強い精神性をもった人は、もともとモラハラなどできない空気感を、まとっていますから、モラハラされないです。されにくいです。
ですから、あなたはまず、モラハラをされている=モラハラをさせていると、考えてみてください。
モラハラを、やめてほしいと思うなら、彼に変わることを要求するのではなく、問答無用で相手から離れる精神性を、もつことです。
そのうえで、最後の一戦を、挑むのですよ。
「てめ、わたしに、そんなことしてると、離婚になるけど、いーんだな?」と、本気で相手にかかっていくのです。
すると、結果的に、彼は変わります。
ただし、その変化の様子は、あなたの、求めるような変化とは、限りません。
ひょっとしたら、離婚になる可能性だってあります。
でも、それでも、いいはずです。
だって、その時のあなたは、ほんとうに、彼から離れていいと思っているはずだから。