早山さくらです。
体調を崩したり、怪我や腰痛などでツライ時でも、家事や、育児頑張ってやっているママは多いですよね。
ツライのに頑張らないといけない、休むことができない。その理由が、「体調を崩したら旦那に不機嫌にされる」から。
それが嫌で、よわい部分を見せられない、という人もいます。
朝起きたら、なんだか熱っぽくて、朝はなんとか、旦那さんの朝ご飯の準備はできたけど、晩ご飯や、掃除などは、体がツラくてちょっとできない。
旦那さんには、夕方に、「ごめん熱が高くてツライから、今日の晩ご飯コンビニとかで買ってきて食べてもらっていいかな?」とLINEをした。
既読にはなったけど、特に返信もなく、夜旦那さんが帰ってきて、「おかえりー」と言っても無視。
不機嫌なのがすぐにわかる。
何も言わずに、シャワーを浴び、着替えをして、「ご飯くらいも作れないみたいだから出かけてくる」と、嫌味を言われる。
「大丈夫?」の一言もなく、心配すらしてくれない。
まるで、私が体調を崩して、ツライ状況が悪いみたい。
旦那が不機嫌になるのが嫌で、あまり弱いところを見せたく無いと思って、つい頑張ってしまう。
このように、妻が具合が悪いと、心配しないどころか、不機嫌になる夫がいます。
あなたの具合が悪い時、旦那さんは、ちゃんと、大事にしてくれていますか?
かりに、いつもは俺様だったり、モラハラ気味だったとしても。
体調が悪い時には、ちゃんといたわってくれる。優しい言葉をくれなくても、家事育児はしてくれる。
それなら、タダのツンデレか?とも、思えるけれど。
人間の心があるのかしら?と、驚くレベルの旦那さんて、いるのですよね。
思いやりのある言葉をかけてくれないどころか、ぐずる子どものお世話もしてくれない。
いやいや、子どものお世話を始めても、段取りわからず、どうやるんだ?と、寝ている妻に、いちいち、妻に、聞いてくる。うまくいかず、キレてしまう。
こうなれば、もう、寝てる場合じゃなくなってしまいますね。
しんどい体に鞭打って、子どものお世話屋、用事ををする。
すると、そんな妻に対して、「仮病」だの、「俺にうつすな」だの、「もう平気だね」「また寝るつもり?」「(俺の)ごはんは?」なんて、心ない言葉を浴びせるんですね。
ほんと、ひどすぎますよね。
こんな旦那さんだとしたら、彼を夫として、選んでしまった後悔がこみあげてきたり。
優しい旦那さんをもつ人を羨む気持ちで、苦しくなったりもするでしょう。
心細くて、情けなくて、悲しくて、たまらない気持ちに、なりますね。
(しかも、そんな旦那に限って、自分が弱った時には、世界の終りのように騒ぎ立てるのですから、心底、しらけます。)
でもね。あなたは、ぜんぜん、悪くない!!!
緊急入院をした妻からの電話に、怒った夫の心理とは?
これは、あるお客様のお話しです。
その頃、彼女は何かの、手術をした直後だったそうです。そして、なんと、その、縫合した部位から出血!緊急入院と、なりました。
これは、怖いですよね。ドキドキしますよね。もう、めっちゃくちゃ、旦那さんに、傍にいてほしいシチュエーションですよね。
とうぜん、彼女は旦那さんに電話をしたそうです。
ところが、です。
旦那さんは、心配するどころか、怒ったとのこと。「仕事中だから連絡してくるな!」と。
彼女、ものすごい、ショックを受けました。出血した傷口よりも、心からの流血のほうが、激しかったのではないかと思います。
ちなみに、彼女曰く、旦那さんは、もともと、モラハラなタイプ。
このとき、ようやく、離婚も視野にいれて、旦那さんとの未来を考えたそうです。
彼は、家族より、断然仕事を優先するタイプ。帰宅しても、基本、不機嫌。家事も育児も彼女のワンオペになっている。
掃除も洗濯も料理も子育ても、話し合いながら楽しく生活するという理想をもつ彼女は、日頃から、満たされない気持ちを、おもちでした。
ご相談を受けたわたしも、冷たい旦那さんだなあと、思いました。
ですが。もう少し、よく、お話しをうかがっていくと、なぜ、旦那さんが、そんな態度をとったのか、その理由が、少しずつ、見えてきたのです。
そして、旦那さんは、旦那さんなりに、彼女を愛し、大事にしていることが、わかってきたのでした。
俺にこれ以上、何をしろっていうの?妻が求めているものを、察せない
それがわかるのが、彼のこの、言葉。
「なにかあったら、俺の母親(義母)の力を、頼れ」です。
ちなみに、お義母さんは、近所にお住いで、世話好きさんとのこと。
旦那さんは、仕事で忙しい自分に代わり、義母が、いろいろやってくれるようにと段取りをしたつもりだったのでしょう。
それは、彼女の求める形ではないものの、旦那さんは、愛情と誠意をみせているつもりだったと思われます。
彼からすれば、これ以上、いったいどうしろというの?という気持ちなのではないか?と推測できました。
まあ、彼の気持ちがそうだとしても、緊急時の電話、第一声めくらい、優しい一言くらいは、かけてほしいのが女心でけどね。
でも、そこまでの頭が回らないのが、おおよその男性なのかもしれません。
というように、「妻の体調が悪い時に不機嫌になる夫」も、その心理を詳しく分析すれば、妻を大切に思っていないわけではない可能性も、あるのです。
たとえば、この時の夫の心理として、よく挙げられるのは、こんなものがあります。
①それくらいのことで大げさだ!
母親がいつも健康だった。母親が具合が悪くても、父親が、いたわっていなかった。自分が子どもの頃も、病は気からなどと、教育されてきた。そして、事実、ほっとかれても、具合がよくなったという体験をもっている。
そんな男性は、具合が悪いときにいたわるべきとはもともと思っていないですね。本気で、「怠け者」なんて思うかもしれません。
②面倒な事は考えたくない!現実逃避したい!
もしも、大事な人が死んでしまったらどうしよう、という恐怖心が強い。その恐怖心が強すぎて、思考を停止させることで、問題から逃げる。
また、目の前で妻が苦しんでいても、どうしてあげたらいいのか考えて、動くよりも、自分が楽をしたい気持ちが勝つので、妻をいたわらない。
これは、困難なことに、むかっていけない夫です。考えること、臨機応変な動きが苦手。めんどくさがり。ひとことで言うと、メンタルの弱い男ですね。
③俺にこれ以上何をしろというの?
これは、実は責任感のあるタイプ。家族のため、妻の為に、自分なりには、ベストを尽くしている。
でも、妻のニーズが汲めていない。妻が望んでいることと、自分がすべきと思うことが、一致しない。
女心がわからないだけの、惜しいタイプです。
こうなると、具合が悪そうにしている妻に、なにかの行動を求められると、責められた気になって、不機嫌になりますね。
まあ、どんな事情があろうとも、自分が、大事にすべき妻が、目の前で苦しんでいる。そんなときは、なりふりかまわず駆け寄って、優しい言葉のひとつもかけてほしいものですね。
でも、おそらく、それができる男性のほうが、珍しい。それができるのは、だいぶ成熟した男性だけなのかもしれません。
だがしかし、残念ながら、あなたの旦那さんは、成熟していない。
だからといって、これから先も、永遠に、体調不良にストレスを、かけられるなんて、冗談じゃないですものね。
では、こんな夫に、どう対処すればいいのでしょうね。
ここで、浮かぶのは、あなたが、旦那さんを成熟させてあげるという作戦です。
どうしてくれたら嬉しいのか?可愛く、はっきり伝えよう。
さきの、お客様は、「夫をヒーロー扱いする作戦」を実践しました。
彼女には、「いつも、わたしを大事にしてくれてありがとう」という前提で、振るまってもらいました。
察してもらうのをやめ、言葉で、「〇〇してくれると、嬉しいな」と、かわいい感じで表現するようにしました。
すると、すると、彼の威圧や不機嫌など、モラハラ的言動は、おさまっていきました。
家事育児を、すすんで、してくれるようになりました。それまでは、すぐに喧嘩になっていた休日も、家族笑って過ごせるようになりました。
子供が寝た後、夫婦仲良く、一緒に映画をみながら、お酒を楽しむ、なんていう時間が増えていきました。
お誕生日には、仕事で多忙な時間をぬって、結婚してはじめて、彼女をもてなすデートを決行してくれたのでした。
もう、今は、彼女のほうが、彼からの、優しい言葉を求めては、いません。
でも、今度もしまた、彼女が緊急入院となれば、彼はぎゃくに、優しい言葉をかけてくれることでしょう。
ちなみに、「いつも、わたしを大事にしてくれてありがとう」と信じ、そのつもりで、振る舞ってもらったのには、理由があります。
女を幸せにしたがる男の性質を利用する
男性とは、女を幸せにできる力があると、信じたい動物です。
男のその習性を知って、うまいこと、コロコロすればいいのです。
信じたいくせに、成熟していない男の場合、自分からは、その努力をしません。
なのに、妻が満たされない様子でいると、逆切れするんです。困った小動物です。
だからって、ここで、夫をバカにし、見下し続けるのも、女性にとって、得なやりかたじゃない。
ここは、先手をうって、夫をヒーロー気分にしてあげましょう。
「うん、あなたのおかげで、わたしは幸せだよ」なんて、態度を見せてあげるのです。
それだけで、あんがい、ほんとにヒーローになってくれます。
突如、妻を思いやる優しい夫に変身することも、大いにありえます。優しい気持ち、気遣いを見せるようになります。かわいいもんです。
こうなれば、あなたが、体調悪くなった時、がんばって、あなたと家族のお世話をしてくれるようになることでしょう。
妻が具合が悪い時、優しくいたわってくれる夫にする方法
では、まとめます。
具合が悪い時には、夫に優しくしてもらいたい。
そう願うあなたが、やるべきことは、日常生活の中にこそ、あります。
日頃から、あなたは頼りになる。私を幸せにするヒーローだよ、との扱いをしてあげるのです。
・夫はあなたの気持ちを察せないとあきらめる。してほしいことは、かわいく、具体的に伝えること。
・してくれて嬉しかったことは、「あなたが、こうしてくれたから、わたしは幸せだ」と感謝を伝えること
さて。でも、こう言われても。なんとなく頭では理解できても。
じっさいには、どんな理由があろうとも、あの、憎い夫に媚びたりしたくない。
そんな、自分をだますようなこと、できない。嘘つきになりたくない。
だから、ヒーロー扱いなんてムリ、と思う方も多いと思います。
そうはいっても、事実、今のあなたは、傷ついている。
ですから、「これは、夫の為じゃなく、自分がいい思いをするための合理的な選択だ」と、考えてみることをおすすめします。
それでもはやり、どうしても、心がついこない。だけど、関係改善は、したい、とお思いでしたら、ご相談くださいね。